アフィリエイト記事の薬機法チェックを自動化する方法をご紹介
アフィリエイト記事のチェックを日常的に行う必要がある広告主やASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)関連の事業者では、薬機法などの法律に触れる表示のチェック効率化にお悩みの方も多いでしょう。
今回は、アフィリエイト記事の薬機法チェックを自動化する方法をご紹介します。
1.アフィリエイト記事の薬機法チェックの必要性
アフィリエイト広告で扱う商材には化粧品やサプリメントなどがあります。これらは薬機法で表示方法が定められており、違反していないかをチェックする必要があります。
アフィリエイト広告の特性上、文章などの広告コンテンツの作成や更新はアフィリエイターが行っていますが、広告自体は広告主が表示していると判断されます。そのため万が一、法律に違反した表示が行われた場合には広告主に責任が問われます。そのような事態を避けるには、日々作成される記事のチェックが欠かせません。
2.薬機法とは
薬機法とは正式には「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」と呼ばれる法律で、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品などの品質と有効性、安全性を確保するために、製造、表示、販売、流通、広告などについて細かく定めたものです。
広告については、適正な表示や使用してはいけない表示が明確に定められているため、その表示の範囲から逸脱することは許されません。
よって、広告の一つであるアフィリエイト広告においても、薬機法に則った表示を行う必要があります。
●薬機法に違反した場合の罰則
薬機法に違反した場合、誇大広告などの場合は罰則として2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、または両方が科されます。
2023年5月には同法が改正され、課徴金制度の拡充が行われました。同改正は2024年中に施行予定ですが、違反行為を繰り返す悪質な事業者に対しては、違反を行っていた期間中における課徴金の対象商品の売上額の4.5%を最長3年にさかのぼって請求できるようになります。また、景表法違反に対する罰金制度についても新設されます。
このように薬機法違反への厳罰化が進んでおり、チェック体制を厳格に整える必要が出てきています。
●薬機法で禁止されている表現例
薬機法は医薬品、医療機器、化粧品、医薬部外品の広告や表示に関して、消費者を誤解させるような表現や、科学的根拠に基づかない表現が規制されています。しかし、具体的にどのような表現が対象になるのかを知らないと、誤って表記してしまうため注意が必要です。ここからは具体的な禁止表現の事例をご紹介します。
1. 効能・効果の保証
「絶対に治る」「一回で完治」
2. 誇大広告
「これを飲めば、すぐに痩せる」「奇跡の薬」
3. 医療機関や医師の推薦を示唆する表現
「医師も推奨」「病院で使用されている」
4. 承認されていない効能効果の表示
「この化粧品でシワが消える」「このサプリでクマが治る」
5. 過剰な比較広告
「他社製品よりも効果が高い」「他社商品は時代遅れの製法」
6. 最大級の表現
「最高の効き目」「無類の効き目」
3.アフィリエイト記事更新のチェック方法
アフィリエイト記事が更新されたタイミングでチェックするには、主に次の方法が考えられます。
●目視チェック
ブログ記事などのWebページ上の内容は、人が目視でチェックするのが基本的なやり方です。手軽ですぐに行えますが、1ページずつ見ていくことは作業負荷が高く、時間も膨大にかかってしまう点が難点です。
●外部委託
薬機法チェックを代行してくれるサービスにアウトソーシングする方法です。薬機法チェックに長けた専門知識を持つプロがチェックしてくれるので、リスクを回避できる可能性が高いでしょう。一方で、作成時のチェックで使用されることが多いので、更新内容をチェックするには毎回依頼しなくてはならず、コストがかかるため検討が必要です。
●更新チェックツール
Webサイトが更新されたかを自動で通知してくれる更新チェックツールを利用する方法です。例えばWebサイトモニタリングツールが挙げられます。あらかじめWebサイトのURLをツールに登録しておけば、自動で巡回し、更新があればメールで通知してくれるツールです。更新があったページだけを効率的にチェックできるので、目視チェックと比べると作業効率が向上します。
ツールは無料のものと有料のものがありますが、無料のものは精度に保証がされないことが多いため、薬機法違反のチェックといった重要な業務に利用するのにはリスクがあります。有料ツールはその点、導入コストはかかりますが安心感があります。
4.薬機法チェックができるサービスとは?
薬機法チェックが可能なサービスを利用するという視点でとらえた場合に、次のサービスが挙げられます。
●薬事法の広告表現チェックの外部委託サービス
先にご紹介した外部委託をする方法です。薬機法をはじめ、景品表示法なども含めたチェックを行ってくれるサービスがあります。
アフィリエイト記事のほか、LP(ランディングページ)やオウンドメディアの記事の化粧品や医学部外品、健康食品などの広告表現について関連法規に抵触していないかチェックします。同時に、どう言い換えれば抵触しないのかも示してくれるため、アフィリエイターへの修正依頼もスムーズに行えます。
●薬機法の広告表現チェックツール
薬機法に関する広告表現を自動でチェックしてくれるツールです。例えば、不安のある広告表現の一部を、Webサイト上のフォームに入力することで、自動でチェック結果を示してくれる無料のツールがあります。他に有料ツールも存在するため、必要に応じて利用することができます。
どちらのサービスも、薬機法に抵触しないかどうかをチェックするために有効といえます。しかし外部委託サービスは精度が期待できる一方で、チェックする記事数が増えるほど費用が増大してしまう点は課題といえます。
5.Webサイトモニタリングツールがおすすめな理由
薬機法を含めたアフィリエイト記事の表現チェックについて、コストや効率面でチェックの課題を感じている場合は、先にご紹介した更新チェックツールの一つ、Webサイトモニタリングツールがおすすめです。
Webサイトモニタリングツールなら、膨大なページ数を外部委託するよりもコストを抑えながらチェックができます。
外部委託ではなく自社で運用することになりますが、更新通知を受けられるため、必要なときだけチェックできることから、チェック作業を効率化することができます。
使用禁止ワードをあらかじめ洗い出しておき、ツールに登録しておけば、その使用禁止ワードが記載された記事を優先的にチェックしていくことも可能です。
Webサイトモニタリングツールは、アフィリエイト記事の薬機法チェックに役立つツールといえます。
6.まとめ
アフィリエイト記事の薬機法チェック作業を効率化する方法についてご紹介しました。
数ある課題解決策のうち、おすすめしたWebサイトモニタリングツールを利用したい場合は「CERVN(サーブン)」がおすすめです。
すでにアフィリエイト記事チェック用途の実績もありますので、現場のチェック作業の効率化に寄与します。お困りの場合には、ぜひCERVNをご利用ください。
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